ヨミコミ!

漫画のレビューしてます。青年漫画、BLが中心。成年漫画やアニメ感想なども。

ひとりっていいよね 山と食欲と私 1~5巻 レビュー

自称「単独登山女子」である主人公・日々野鮎美(独身・27歳)が、山に登り、景色を眺めつつ、物思いに耽りつつ、はたまたさまざまな出来事に見舞われつつ、食う。
グルメ漫画ですが、登山アイテムや山の情報なども細かく描写されています。



1巻はおにぎり食べて俳句読んだりカーボローディングにいそしんだり、遭難しかけて一人反省会をしたり。
個人的に「肉応援団」の回が好き。



2巻はおはぎを落とした先でハプニングに見舞われたりポン酢で熟考したり、霊(?)に遭遇したりちょっとトキメキがあったり。
白眉は八ヶ岳縦走ですかね。



3巻はついに山友達ができたり会社の人とレクをしたり上高地にてお腹ピーになったり。
1・2巻と比べて、外の世界のふれあいも多く描かれるようになってきました。
単独登山での体調不良は心細いな……。
また、仲良くなりそうな人とも距離感を保とうとする鮎美には共感しきり。大人(特に職場の同僚)との付き合いってこういう感じが多いかもね。



4巻はゲイカップルとババ抜きをしたり山ロスになったり…そして「山コン(登山しつつの合コン)」に参加したり。
良い出会いがあったのに冷たい鮎美。うーむ、真面目すぎるのか?
鷹桑という香ばしいキャラが登場する話が面白かった。こういう外に発信することしか興味ない奴いそう。



5巻は気分が下がる出会いがあったり登山を忘れてデブったり母親と登山に行ったり。
母親との距離感とか会話とか、あ~分かる分かるこんな感じだよね……と思いました。近いからこそイラついたりするよね。
また、人見知りゆえのコミュニケーション下手が露呈してしまう最後の話が面白かった。


食べ物の描写はもちろんですが、心理描写も注目したいところ。
モノローグは心情をベラベラ喋り倒すものではなく、鮎美の内面は多くを語らず、景色や鮎美の表情で描写しています。
日常でも起こり得る「モヤッ」としたものを「モヤッ」と描くことで、読者も「あるね~こういうこと」と共感できるはず。
登場人物に対して一歩引いた視線で描いているので、かわいい絵柄に反して描写力はかなり鋭いと思います。

登山に興味がある人もグルメ漫画好きにもおススメ!!


では。


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