ヨミコミ!

漫画のレビューしてます。青年漫画、BLが中心。成年漫画やアニメ感想なども。

駆け引きなんてブッ飛ばせ ドラッグレス・セックス エンゾウ





BL漫画のレビューです。



「フェロモン症」という奇病にかかった男性たちのエロを描いた表題作シリーズのほか、妻帯者にうっかり恋したゲイのお話「駄目な男」、共依存関係な「好きにしたいよ」が収録されています。

今回は表題作のみに絞ってレビューします。
なんてったって……

アヘ顔祭りだから!!


三度の飯よりアヘ顔好き(誇張)な私としては、商業BLでまさかここまでアヘ顔を堪能できるとは思わなかった。まさに僥倖。

確かな画力で描かれる男の体とアヘ顔が組み合わさればもうそれだけで100点満点!!素晴らしい。

このシリーズの白眉は「フェロモン症」という設定。説明によると「罹患すると性別を問わず患者自身に好意を持つ者に対して性的興奮を誘発させる近年増加中の新たな国民病」だそう。
作中では抑制剤も医療機関から処方されてたりして、かなり認知されている病気といった感じ。まあもちろん、タイトルにもある通り、抑制剤はほとんど出番がないわけですが……(笑)。

「フェロモン症」が物語の核であり、また20数ページの短編のなかに恋愛とエロを展開させていくための推進力でもあります。
かなり少なめなページの中で、ふたりの男が出会い、恋をし、結ばれて……を描くのはかなり無理があり、ましてやエロを主軸にしようとすると「出会い」と「恋をする」部分は下手するとおざなりになりがちですが「フェロモン症」っつーかなり都合のいい設定のおかげで「出会い」「恋をする」手順がスパッと解決。フェロモン症の症状が「患者自身に好意を持つ者」にのみ発症するため、発症するイコールあなたのことが好き!!ってのが相手に丸わかりで「性的興奮を誘発する」ためエロシーンへの展開が違和感なくかつスピーディにできます。一つ一つの話は短いですが、詰め込みすぎと感じないのは、設定を十分に活かしたコンパクトな話作りだからでしょう。

一話目は、フェロモン症にかかったことにより自分の気持ちを自覚する主人公とそれにうっかりノっちゃう相手のお話。フェロモン症にかかるとどうやら感度もアップするらしい。

フェロモン症を逆手にとり、周囲の女を喰いまくる男子高校生が主人公の二話目は、病気を楽しんでいたチャラ男が、逆に病気によって(体を)屈服させられる描写が秀逸。

三話目はすこし過去にさかのぼり、まだ「フェロモン症」が発見されたばかりの時代のお話。抑制剤の研究をする科学者コンビがフェロモン症によって気持ちを確かめ合いつつ、科学者として仕事をするかと思いきややはり快楽に飲まれていく。ここではベロ出しアヘ顔のほか、腐女子にとっての永遠の課題「リバ」が登場するので好みが分かれるかも。

四話目は一話目のコンビが再登場。すでに恋人同士となっているふたりの、野獣のようなエロシーンが堪能できます。抑制剤を飲まなかったら果たしてどんなセックスができるかな?プレイ。体から始まった関係が、主人公の告白により心の距離も縮まる。

そして巻末の描き下ろし。四話目では朝チュンに終わった抑制剤のないセックスシーンがじっくり描かれます。
そしてここでは……なんとアヘ顔からの目剥き!
トーンとの陰影でさらに白目を際立たせるという気合いの入った作画。よくやった!!素晴らしい!!と読みながら心の中でスタンディングオベーションしました。



エンゾウは男らしい(または男臭い)美形を描くのが抜群にうまいので、快楽に溺れた表情とのギャップがものすごく、しかし本来アヘ顔とはこうあるべきだよな!!と再確認した所存です。

もっと商業でアヘ顔が描かれるべきと声を大にして言いたい。たくさんアンソロジーがある中で、アヘ顔特集なんかもあって良いのでは。すでにあるかもしれませんが(笑)。

個人的には二話目のチャラ男とオタクの絡みがもっと見たかったです。女を抱けない体に作り替えられるチャラ男……すごく読みたい。


前提として、美形が白目ひん剥いてヨダレと鼻水にまみれて絶頂するシーンに耐性がない、若しくは苦手な方にはツライかもしれません。
しかしアヘ顔好きなら間違いなく読んで損なし!!

好きなシーンは三話目でのヨダレが「たら~…」と垂れるシーンです。挿入前の期待をはらんだ理性が飛んでいる表情が良い。挿入前の間のコマを描いてる漫画はそれだけで信頼できる(笑)。


では。

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