ヨミコミ!

漫画のレビューしてます。青年漫画、BLが中心。成年漫画やアニメ感想なども。

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Sink レビュー

Sink 1 (バンブー・コミックス)Sink 1 (バンブー・コミックス)
(2002/04)
いがらし みきお

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Sink 2 (バンブー・コミックス)Sink 2 (バンブー・コミックス)
(2004/12/18)
いがらし みきお

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ある朝、家の前の電柱に自転車がぶら下がっていた。山下は不審に思いながらも、誰かのイタズラだろうと思っていた。しかし、その後も次々に身の回りで起こる異様な状況に遭遇する。異様なものは、周囲のバランスを徐々に崩しはじめ、日常は少しずつ、狂っていく…。構想20年、執筆4年、戦慄のホラー作品!!

主人公(?)が最初に気付くのが、「首が長い女」や「手が長い男」。一見すると奇妙な姿ですが、彼らは日常生活に溶け込んでいて、ともすれば気付かないほどです。

そして彼らを目撃した時から、徐々に身の回りのものが少しずつ変わっていきます。
この、日常からゆっくりと非日常へと変化していく過程が、怖いです。

テレビが勝手に消えたり、玄関の電気が消えたりといった、本当に些細なことが度々起こります。ともすれば見過ごしそうな出来事ですが、読み進めるうちに、そのすべてに意味があり、やがて訪れる大きな事件の伏線だったと気付かされます。

最初から最後まで緻密に練り込まれたエピソードや伏線が、クライマックスで大きなうねりとなり、そしてややあっけないような、静かな最後を迎えます。しかしそのラストシーンの一コマが怖いこと怖いこと…。

この物語はまだ始まりであり、これから恐ろしいことが起こるんだろうな…という前触れを予感させつつ、終わります。

読後感は非常にモヤモヤとして、漠然とした不安感に襲われます。


こうも厚みのある物語を、よくぞ2巻にまとめたな~…と。その手腕は素晴らしいですね。


では。

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