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アンダーカレント レビュー

アンダーカレント  アフタヌーンKCDXアンダーカレント アフタヌーンKCDX
(2005/11/22)
豊田 徹也

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「アンダーカレント」レビューです。

「珈琲時間」ですっかりファンになったので、こちらもゲットしました。


アンダーカレント「下層の水流・底流、(表面の思想や感情と矛盾する)暗流。」という意味を表すように、この作品では、「水」がキーポイントになっているようです。

人の本性・本当の顔というようなものは誰にでもある。しかし、それは普段、誰にも見せることはない。水の底に沈んでいるかのように、すくい上げる人がいなければ、決して浮かび上がってはこない。

主人公・さなえと、その夫は、お互いの水底を見るのを恐れていたように感じます。
物語が進むにつれ、「人を知ることとは何か」ということが度々疑問視され、さなえも、私たちも、考えさせられます。

人を知ることはどういうことか、と探偵・山崎に聞かれ、答えに窮したさなえも、海の見える場所で夫と向かいあったとき、その質問の答えを自分なりに導いたのだと思います。


抑えた筆致で描かれる世界に、引き込まれる作品でした。表紙もすごく印象的です。



「珈琲時間」の約4年前の作品ですが、この頃から絵柄が安定しているのがスゴイですね。
寡作の作家さんなので、単行本が2冊というのが何とももったいないような、これが良いような。しかし、単行本未収録の短編もいくつかあるようなので、他にももっと読みたいです…ぜひ!!


では。





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