ヨミコミ!

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アニメ・漫画 考察~萌え系作品における主人公像について~

【A.N.ヒーローは草食男子なのか?】

「草食男子」という単語が世に認知されてからというもの、様々な場面で「草食男子」という言葉が使われるようになりました。合コンで積極的でない男子や、彼女よりも趣味や仕事を優先する男子、女の子と一緒のベッドで寝ていても何もしない男子などを「草食男子」と言うようですが、「草食男子」という言葉が使われるはるか前から、こういった男性はいました。しかし昔では積極的な「肉食男子」がカッコイイ男子像であり、「草食男子」というのは度胸がないだとか、淡白だとか言われ、どちらかと言えばマイナスのイメージが強かったんだと思います。しかし現代の日本では、雑誌などで「草食男子」を特集したり、「草食男子は安心して付き合える」「友達感覚で一緒にいれる」とかなり世間の女子たちには高評価を得ています。

さて、この「草食男子」は3次元のみならず、2次元にも増えてきました。

私が思う「2次元の草食男子」とは、
1.基本的に受け身である 
2.おにゃのことのエロハプニングにも動じない、又は受け流す・慣れている
3.特に何もしていないのにモテる、しかし気付いていない

この要素を満たしているキャラクターを指します。
なお、ここで定義する「2次元の草食男子」は主人公(ヒーロー)のみ、とします。

最近のアニメで言うと、「れでぃ×ばと!」の日野秋晴、「おまもりひまり」の天河優斗、「kiss×sis」の住之江圭太などです。ハーレムものの主人公は、草食男子の傾向が強いようですね。
大きな理由としては、ハーレムものは女の子がメインであるため、主人公はプレイヤー的存在でなくてはならない、ということが挙げられます。主人公は「受け身」であり、物語を引っ張っていく役割ではありません。そのため、影が薄くなり、没個性的なキャラクターになります。
「I’S」「いちご100%」などの作品でもしばしば、エロい展開において、主人公目線(主人公は画面に入らない状態)での女の子のパンチラや裸が描かれています。これはエロゲでもあるように、あくまで女の子(のエロ)を中心としているためです。つまり、主人公は読者や視聴者の代わりといえるでしょう。
このような2次元草食男子たち。魅力あるキャラクターではありません。魅力を裏付けるエピソードや設定がないため、当然とも言えます。

しかし、過去の萌え系・ハーレム系作品を見てみると、必ずしも没個性的で受け身な主人公ばかりではありませんでした。
例えば、「爆れつハンター」のキャロット・グラッセや、「いぬかみっ!」の川平啓太、「オヤマ!菊之助」の藤井菊之助など。個人的な好みになっているため申し訳ないのですが、この主人公たちは、ハーレム設定であるにも関わらず、非常に個性豊かでした。
さて、この主人公たちにはある共通点があります。


それは、皆スケベであるということ。


女好きで浮気性、そしてオープンなスケベ。
これこそ、主人公の性格の肉付けには最適の設定であると言えます。
女好きということはナンパもするでしょう。スケベということは、積極的にエッチを仕掛けるでしょう。女の子の尻を追っかけたり、胸を触ったり…。
これら全て、自分から動かないとできない行動ばかりです。そして、主人公が行動に移すことで、主人公を好きなヒロイン(女の子)がヤキモチを妬いたりして、エピソードが生まれていきます。
また、主人公も、自分から仕掛けた行動により思わぬ事件を呼び、それを解決することによって、自分の魅力作りにも繋げることができます。また、こういったキャラクターは、実は一途なことが多いため、二面性という点でもかなり面白い展開も生み出せます。
キャロット・グラッセや川平啓太などは、普段ヘラヘラと能天気そうで、女の尻を追いかけてばかりの弱いキャラクターですが、シリアスな場面では一転して、ヒロインを守ったり、潜在能力を引き出して敵と闘ったりと、かなりカッコいいです。
こういった二面性は「銀魂」や「ONE PIECE」でも使われている、主人公のキャラクター作りには最適な材料だと思います。


少し話が逸れましたが、結論を述べたいと思います。

「ハーレム系・萌え系アニメには、草食系男子ではなく肉食系男子を使え!!」



…ちなみにタイトルは、「東方シリーズ」のある曲名をもじらせて頂きました。

では。

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