ヨミコミ!

漫画のレビューしてます。青年漫画、BLが中心。成年漫画やアニメ感想なども。

きのう何食べた?よしながふみ 8~13巻 レビュー













最近13巻が発売されたという事で、まとめてレビューします。

8巻では二人が旅行‼ でもあのシロさんがそんなわけない、と疑心暗鬼に陥るケンジのリアクションが面白かったです。
でもその後にあるシロさんの両親とのエピソードはピリッと辛く。社会的な面、親との関係にまで焦点を当てて真正面から描ききるのはやはりよしながふみ。

9巻はシロさんが老眼に。笑

10巻では薄毛に悩んでいたケンジがついに……。

最新刊、13巻ではケンジも50歳を迎えます。漫画の中でキャラが着実に年を取っている実感があるのはこの漫画くらいかもしれない。
ケンジが珍しく風邪を引いた時のシロさんの甲斐甲斐しさ、そして初めて見る?ツンデレっぷりが良かったです。
お互いがお互いの扱いをかなりマスターしている感じが、夫婦ですね。

ずっと読んでいきたい、大切にしたい漫画なんですが
どこまで読めるのかな~。
20巻くらいになるとシロさんが還暦を迎え……ってそこまで連載あるのかな~。

ともかく、変わらず面白い。
続刊も追いかけていきます。

では。

★きのう何食べた? 1~7巻 レビュー★

三文未来の家庭訪問 庄司創 レビュー



何回も読み直してやっと噛み砕けた。

SF的な設定が飲み込みづらく、一読しただけではストーリーまで把握しきれず。
でも、一度理解できたらストーリーはラブストーリーだったりボーイミーツガールだったので、楽しめました。
ただこの理解度に達するまで何回読んだことか。読解力なさすぎ(笑)

現代、ちょっと未来、古代という時代設定のSF短編集が収録されている本作。
一話ずつレビューします。

辺獄にて
システム管理された地獄にて、苦痛のサンプルが欲しい異星人に連れ回されるお話。
……話の大部分はそうですが、時折挟まれる回想などから現実世界での主人公の想いが垣間見え
そして感動的なラスト。
「千年の牢獄から 君のおかげで 戻って来れた」っちゅーモノローグが泣かせますね。
地獄のくだりはけっこうグロテスクな描写もあり。ここの設定を理解するのに何回読んだことか(まだ言う)。

三文未来の家庭訪問
表題作。作者のデビュー作。表紙のふたりが出てきます。
「産む男」として生きる男の子と、周りから浮いてる女の子のお話。
「産む男」とか宗教団体とかの設定こそものものしい雰囲気ですが、人と人が分かり合うにはどうしたら? 家族との問題は?……などテーマは普遍的。
「産む男」のくだりを理解するまでに何回読んだことか(まだまだ言う)。

パンサラッサ連れ行く
古代生物の擬人化もの。個人的に一番好きなお話です。
異種族のかれらがとある災難に見舞われたのち新たな土地を見つける、という。
最後のシーンが良いですな。
これが古代生物の話だと気付くまでに何回読んだことか(しつこく言う)。


SF設定がたくさん出てくるのでなかなか読みづらい類のお話ではないかと思うのですが、
三話通して思うのは「分かり合えないことが前提の他者とどう関わっていくのか?」というのが描かれているんじゃないかと。
完璧に分かり合えなくても少しずつ関わろう、と模索するキャラクターたちが愛しく感じられます。

ほのぼのした絵柄ですがエグイ描写を生理的に気持ち悪く描くので、苦手な方はそこだけ注意。

うーん、SF的な下地が私にないだけなのかもしれません……再読しても分からんところは分からんし……。
でも一冊で長い事楽しめます(笑)。

では。


<庄司創の他の記事>
★最近読んだ本 レビュー★

ひとりっていいよね 山と食欲と私 1~5巻 レビュー

自称「単独登山女子」である主人公・日々野鮎美(独身・27歳)が、山に登り、景色を眺めつつ、物思いに耽りつつ、はたまたさまざまな出来事に見舞われつつ、食う。
グルメ漫画ですが、登山アイテムや山の情報なども細かく描写されています。



1巻はおにぎり食べて俳句読んだりカーボローディングにいそしんだり、遭難しかけて一人反省会をしたり。
個人的に「肉応援団」の回が好き。



2巻はおはぎを落とした先でハプニングに見舞われたりポン酢で熟考したり、霊(?)に遭遇したりちょっとトキメキがあったり。
白眉は八ヶ岳縦走ですかね。



3巻はついに山友達ができたり会社の人とレクをしたり上高地にてお腹ピーになったり。
1・2巻と比べて、外の世界のふれあいも多く描かれるようになってきました。
単独登山での体調不良は心細いな……。
また、仲良くなりそうな人とも距離感を保とうとする鮎美には共感しきり。大人(特に職場の同僚)との付き合いってこういう感じが多いかもね。



4巻はゲイカップルとババ抜きをしたり山ロスになったり…そして「山コン(登山しつつの合コン)」に参加したり。
良い出会いがあったのに冷たい鮎美。うーむ、真面目すぎるのか?
鷹桑という香ばしいキャラが登場する話が面白かった。こういう外に発信することしか興味ない奴いそう。



5巻は気分が下がる出会いがあったり登山を忘れてデブったり母親と登山に行ったり。
母親との距離感とか会話とか、あ~分かる分かるこんな感じだよね……と思いました。近いからこそイラついたりするよね。
また、人見知りゆえのコミュニケーション下手が露呈してしまう最後の話が面白かった。


食べ物の描写はもちろんですが、心理描写も注目したいところ。
モノローグは心情をベラベラ喋り倒すものではなく、鮎美の内面は多くを語らず、景色や鮎美の表情で描写しています。
日常でも起こり得る「モヤッ」としたものを「モヤッ」と描くことで、読者も「あるね~こういうこと」と共感できるはず。
登場人物に対して一歩引いた視線で描いているので、かわいい絵柄に反して描写力はかなり鋭いと思います。

登山に興味がある人もグルメ漫画好きにもおススメ!!


では。


アツい‼ バトルスタディーズ8~11巻 レビュー





失業中で貧乏にもかかわらず、この漫画だけは買っていい事にしている。ってどうでもいいか。

相変わらず面白い。アツい。

しばらく一年生たちが活躍してないけど、この試合が終わったらレギュラー争いが見れるのかな、と期待。

正直「え、まだ試合終わらないのか?」と驚いたけれど(笑)
単行本何冊にもわたって一つの試合が描かれるのは人気が出てきた証かな。

それは良いよ。良い事だよ。
でも……でもね……

次巻予告で試合結果ネタバレしちゃうのはどうなのよ!?講談社さぁ~ん(泣)

単行本派のことも考えてよ……考えてくれよ……

と、ネタバレ絶対ダメ主義の私はしばらくメソメソしていたのでした。


では。


★バトルスタディーズ 1~7巻 レビュー★

つべこべ言わず絶対読むべき! バトルスタディーズ1~7巻 なきぼくろ





今どの漫画よりも楽しみなのがこれ!!
高校野球を扱った漫画は数あれど、この漫画は文句なしに面白い。

ド派手な色づかいの表紙とオビの大仰な煽り文句につられて買ってみたらめちゃくちゃ当たりでした。

作者はかの有名なPL学園出身のもと甲子園球児だそうで、リアルです。
封建的ともいえる部の絶対的なルールや、造語、試合中の選手の内面、そしてファンの面々(追っかけとかいるんだねやっぱり)にいたるまで、名門校さながらのさまざまな要素が細かく描写されています。

しかし、リアルだからといってすべてありのまま描いているというわけではなく、ギャグのバランスもうまい。
重たくなりそうな場面も暗い気持ちにならず、シツコク描いてしまいたくなりそうなシーンやキャラクターもあえてサラッと流したり、ハズしがすごく上手い。
高校球児が描く高校野球漫画、といったらなんだか暗い話になりそうなところを、エンターテイメントとしてもきっちり成立させていて楽しく読めます。

私は金川春馬が好きすぎて……恋?って思ってますよ。なにあのツンデレ……デレは0.5くらいしかないけども。

全寮制ならではの、そこだけにしか通じない法律のようなものもたくさん描かれているので、ギムナジウム的なものに萌える人にもツボかもしれない。現に私がそうだ。

キャラ立ち、試合の面白さ、ストーリー、文句なしに最高です。
スポーツ漫画って長いから手を出しづらいよ!!って方も、まだこれなら7巻までしか出ていないし読みだしたらあっという間です。
今これを読まずしてなにを読む?

超!!おすすめ。


では。

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